※表紙連載、お気を確かに×一人じゃ死ぬ病。
色々アレ過ぎるので要注意。
口調とかも捏造。
しかし、何故からぶらぶです。
お気を確かに
×
一人じゃ死ぬ病
「え…あれェ?」
「あら、アンタ…」
再開した一瞥目は、互いに互いを認識できなかった。
時の流れは残酷だなァと、どこかの誰かが言っていたのを、ふと思い出した。
「まったくもう、一体何したらそんなになっちゃうのよ!?ほんと、冗談じゃなーいわよーう!」
長いウィッグの髪をくるくると指に巻きつけながら、料理人は言う。
「いや、それはこっちこそ聞きてェよ。一体何があったんだよォ?」
突き出した腹をさすりながら狙撃手が言う。
少し見ない間にオカマになっていた料理人と、凄い勢いで太っていた狙撃手。
互いに『お前の方が変わった』と譲らない。
「アタシは、本当の自分を見つけただけよう!」
女性好きだったはずの料理人は胸を張る。
「そう、つまり…『かわいい女の子が好きならなっちゃえばいいじゃない』!!」
「いや、何でそうなるよ」
肉付きが良くなったせいで、ツッコミにも張りがない。
叫ぶと同時にポーズを取っていた料理人は、掲げた指先を下ろすタイミングを逃し、さりげなく足の位置を直した。
ドレスのリボンが曲がっていたことに気付いた振りをし、狙撃手を上目遣いで見る。
「ウソップちゃんこそ、何でそんな太ったのよ」
「ちゃ、ちゃん!?そんな呼び方されると、何か変な気分だぜェ」
「そんなことどうでもいいじゃない。それより、質問に答えなさいよ」
「いや、超美味ェもんがいっぱいあったんだよ、おれの飛ばされた島にさァ」
果物とか獣肉とか魚とか…と語り始めた友を、料理人は見つめる。
食材の名が、それがいかに美味しかったかが語られるたび、綺麗に描かれた特徴的な眉が跳ね上がっていることに、狙撃手は気付いているだろうか。
「巨大な食虫植物…いや、食人植物がおれさまの前に現れた!しかしその致命的な一撃をおれは避け〜…」
しかしいつの間にか、それは冒険譚になっている。
「放った弾は百発百中!その凛々しき姿は正に狙撃の王!」
一人盛り上がってきてポーズをつけようとするものの、贅肉がそれを阻む。
しかしそれをものともせず、『物語』はクライマックスを向かえ、
「そして人は知る、彼こそが救世主!!その名を、キャプテ〜〜〜〜〜〜〜…」
「はい、そこまで」
「〜〜ン、ウソッ………何だよォ?」
いいところで遮られた狙撃手が料理人を睨むが、料理人はそんな視線をものともしない。
かつ、かつとさっきから響いていたのは、彼…いや、彼女がハイヒールのつま先で地面をたたく音。
料理人の怒りは、最高潮に達していた。
「あんたねェ…アタシ以外の料理を、そんなに食べんじゃないわよ!!」
「…!?」
「こんなに太っちゃって!本当冗談じゃなーいわよーう!この!この!」
「痛ェ痛ェ、つねるのやめてくれってェ!!」
ぷよぷよの腹をぐいぐいとつねる。
そして人差し指をつきつけ、宣告。
「いい!?これからはアタシの料理以外、食べるの禁止よッ!」
「ええ〜!?」
「カロリー制限したちょっぴりの料理を作ってやるわっ!!」
甲高い声で力強く宣言する料理人に、狙撃手が情けない声を上げる。
そして料理人は同じ声で続けた。
「あんたのために献立を考えてあげる。毎日三食作ってあげる。だからアタシ以外の料理を、もう美味しいなんて言わせないわ!」
「…?」
「痩せさせてあげるわ。太るなら、アタシの料理で太らせてあげる」
「サンジ…」
「だからもう…離れるんじゃないわよ。アタシに心配させないで」
「…おう」
約束しなさい、と差し出された指輪だらけでデコネイルがつけられた指に、太短くなった指が絡められる。
外見に変化があったからこそ、変化する心もあるということを。
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な ん だ こ れ 。
ギャグにするつもりが何だコレ。オチてねぇ!!
いや、何か、この二人の表紙連載が衝撃的過ぎて。
他の人たちはマトモなのに!グランドライン怖ェー。
ほんと、再会時にはどうなることやら…;
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