いつものように派手な音と爆音、煙の消えた後には焦げた肉塊。
まるで何事もなかったようにその爆発の犯人は、そちらに目を向けることもなく歩いていく。
輝けゼアライフ
「…ほんと、懲りないっちゃね」
その様子を見ていたトットリは、膝に肘を付いて半目で呟いた。
大切な筆を磨いていたミヤギがその独り言に顔を上げ、聞き返す。
「何が?」
「アラシヤマのことだっちゃわいな」
眼魔砲の爆心地、焦げた肉塊を指さす。
「こんだけヤられたら、心が折れそうなもんだァがなァ」
トットリの指を追ってミヤギもそれを見る。
頭を振って起き上がり、また赤いコートの背を追って走り出す。
何か学んだのか、今度はその背に飛びつくことはせず、一歩離れた後ろから何かを話しかけている。
「…一歩後ろを付いてって、アイツ、日本の古き良き嫁像を地で行く気だァか」
トットリが冷めた目で呟く。
「おめは本当に、アラシヤマのこと嫌いだべな」
「あんな根暗!友達できんのも当たり前だっちゃ!」
はき捨て、後ろに腕を組んで大きくベンチに寄りかかる。
「ほんと、良くシンタローもアイツに付き合ってやってるっちゃなぁ 」
その顔が、どうにもスネている子供にしか見えず、ミヤギは顔を背けて笑いをこらえた。
「シンタローもアイツウザいなら、何で遠くにやらないっちゃ」
「シンタローは…アラシヤマのこと気に入ってるんだべな」
「え?」
とたん、また爆発音。慌てて視線を向けた先に、先ほどと同じ煙と光が見えた。
立ち去る人影は一つ、その足元に赤っぽい水溜りが見えるのは気のせいだろうか。
「…ミヤギくん」
「…なんだべ」
「…さっきの台詞、今もう一度言えるっちゃか?」
ミヤギは無言のまま視線を一度空にやり、それから、
「…まあ、多分、多少は、気に入ってるっちゅーか、そこまで嫌いじゃないんだべな」
「視線泳いでるっちゃよ、ミヤギくん」
「冗談だっぺ」
そしてミヤギは、もう一度爆発跡の方を見る。
またもや元気に復活した影は、また嬉しそうに駆けていく。
「…本当に嫌いだったら、あんな風に歩幅小さくして待ったりしないっぺ」
本気でその追跡を振り切りたいならいくらでも振り切れるだろう。
本気で相手を殺したいと思っているならいくらでもそのチャンスはあるだろう。
「…」
トットリは、むっと頬を膨らませたまま彼らが立ち去っていくのを見ていた。
トットリだって、本当は心からアラシヤマが嫌いなわけではない。
強いし頭も切れるし誠実だ。だが、その根っからの暗い性格が、どうにも自分をイラつかせるだけで。
「…あーあッ!」
わざとらしくため息をついて目を閉じる。
「僕の親友は本当の親友で、本当に良かったっちゃ!」
トットリのそんな言葉に、ミヤギは苦笑する。
「だっちゃわいな、ミヤギくん」
「だべ」
差し出された手を握り返した瞬間、また遠くで爆発音。
その下ではきっと、嬉しそうなのと苦々しいのの後ろに隠した苦笑があるのだろう。
当人(達)がいいのなら、そんな友情もありなんじゃないかな、とミヤギは思うのだ。
その様子を見ていたトットリは、膝に肘を付いて半目で呟いた。
大切な筆を磨いていたミヤギがその独り言に顔を上げ、聞き返す。
「何が?」
「アラシヤマのことだっちゃわいな」
眼魔砲の爆心地、焦げた肉塊を指さす。
「こんだけヤられたら、心が折れそうなもんだァがなァ」
トットリの指を追ってミヤギもそれを見る。
頭を振って起き上がり、また赤いコートの背を追って走り出す。
何か学んだのか、今度はその背に飛びつくことはせず、一歩離れた後ろから何かを話しかけている。
「…一歩後ろを付いてって、アイツ、日本の古き良き嫁像を地で行く気だァか」
トットリが冷めた目で呟く。
「おめは本当に、アラシヤマのこと嫌いだべな」
「あんな根暗!友達できんのも当たり前だっちゃ!」
はき捨て、後ろに腕を組んで大きくベンチに寄りかかる。
「ほんと、良くシンタローもアイツに付き合ってやってるっちゃなぁ 」
その顔が、どうにもスネている子供にしか見えず、ミヤギは顔を背けて笑いをこらえた。
「シンタローもアイツウザいなら、何で遠くにやらないっちゃ」
「シンタローは…アラシヤマのこと気に入ってるんだべな」
「え?」
とたん、また爆発音。慌てて視線を向けた先に、先ほどと同じ煙と光が見えた。
立ち去る人影は一つ、その足元に赤っぽい水溜りが見えるのは気のせいだろうか。
「…ミヤギくん」
「…なんだべ」
「…さっきの台詞、今もう一度言えるっちゃか?」
ミヤギは無言のまま視線を一度空にやり、それから、
「…まあ、多分、多少は、気に入ってるっちゅーか、そこまで嫌いじゃないんだべな」
「視線泳いでるっちゃよ、ミヤギくん」
「冗談だっぺ」
そしてミヤギは、もう一度爆発跡の方を見る。
またもや元気に復活した影は、また嬉しそうに駆けていく。
「…本当に嫌いだったら、あんな風に歩幅小さくして待ったりしないっぺ」
本気でその追跡を振り切りたいならいくらでも振り切れるだろう。
本気で相手を殺したいと思っているならいくらでもそのチャンスはあるだろう。
「…」
トットリは、むっと頬を膨らませたまま彼らが立ち去っていくのを見ていた。
トットリだって、本当は心からアラシヤマが嫌いなわけではない。
強いし頭も切れるし誠実だ。だが、その根っからの暗い性格が、どうにも自分をイラつかせるだけで。
「…あーあッ!」
わざとらしくため息をついて目を閉じる。
「僕の親友は本当の親友で、本当に良かったっちゃ!」
トットリのそんな言葉に、ミヤギは苦笑する。
「だっちゃわいな、ミヤギくん」
「だべ」
差し出された手を握り返した瞬間、また遠くで爆発音。
その下ではきっと、嬉しそうなのと苦々しいのの後ろに隠した苦笑があるのだろう。
当人(達)がいいのなら、そんな友情もありなんじゃないかな、とミヤギは思うのだ。
本当に互いが互いを大好きなベストフレンドなので、他の友情がどんなものなのかよくわからないトットリと、もうちょっと視野の広いミヤギ。
ベスフレ素敵だよベスフレ!